くらしと便り 価値と意味

「今」を楽しむ

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2013-12-28 13.14.20

今年もいよいよおしまい。

最近、まさやと一緒にお勉強スケジュールを作って、毎日少しずつ勉強することを始めました。

いろんなことがあってなかなか毎日予定通りするのは難しいし、勉強したって大人が思うとおりに理解や上達が進むわけではないけれど、まぁ、少しずつでも「習慣」が身につくことが目的です。


作ったスケジュールの中には、「とけい」という項目があります。
またそれに、ちょうど今が“今年が終わって来年が来る”っていう時期ということもあって、まさやに「時間」のことを教えようとしている今日このごろ。

・・が、それがなかなか難しい。

時計の読み方はともかく、

60秒が1分で、60分が1時間で、24時間が1日で、365日が1年で、
今年1年が終わると来年が来て、そうやって1年が過ぎていくんだけど、
だから、恐竜が絶滅したのは6500年前だから、ずっごいずうぅっと前だよね・・って。

なんとか彼の関心に引き付けながら、そんな説明をしたとしても、
なんで1時間が60分なのか、なんで1時間が24回すぎると1日なのか、
そもそも、1時間とか1年とかいう“区切り”は何のためにあって、どういう意味なのか?・・

僕自身もわからないまま説明をしているから、どうもスッキリしません。


今5歳のまさやにとっては、そんな“区切り”は関係ないし、
未来のことも、過去のことも関係なく、《今がよければそれでいい》感じ。

僕らは往々にして、明日は朝から仕事かぁ〜って前日から陰気になったり、
今週中にこれとあれとあれもしなくちゃいけないぃぃって焦ってみたり、
“これからのこと”に気を取られてしまうことがあります。
それに、“これまでのこと”にも、引きずってしまうこともあります。

でも、まさやにとっては、そんなんあんまり関係ない。
今日で今年が終わって明日から新しい1年が始まるっていったって、彼は変わりなくサンタさんからもらったブロックを楽しむし、
明日がなんだろうと、「今」思いっきりワイワイ遊びたいし。

そんな彼を見てると「いいなぁ」って思うこともあるくらいです。


だから、過去や未来の考え方を教えてあげつつも、《今を大事に楽しむ》姿勢も大事にしてあげたいと思います。

それは、過去・未来・時間を教えている「今」こそが大切だということ、

「来年はよい一年に」って未来に期待する前に、そう言う今、その時をしっかり見つめようということなんだろうなと思います。



2013-12-18 20.39.26








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 わたなべまさゆき

 新潟県在住。
 2012年の秋に東京から移転して来ました。
 現在、生活基盤構築中、農業研修中です。