くらしと便り 田と畑

自分の手やからだを使うちょっとした仕事が・・

投稿日:



2013-09-02 17.30.35
今は、“はさ掛け”の準備をしています。
(今日は雨だからとか言って、お休みしたけど。。)

稲架(はさ)とは、刈った稲の穂をぶら下げて、乾燥させるためのもの。
自然の力=太陽の熱や吹いてくる風によって、穂を乾かしてもらいます。

平野部など地域によっては、田の中や周りに木を組んで稲架を準備するらしいのですが、うちの地域のように山間部では、杉など“はさ木”と呼ばれる木々が等間隔で植えられていて、そこにひもやロープや支柱を組んで、稲架にしていくんです。

といっても、手間や効率の問題から、最近はほとんどが乾燥機を使って乾燥させていて、うちの集落でこのはさ掛けをしているのは2件だけらしい。
だし、僕がやらせてもらっている農家の先生のお宅でも、収穫した全部のお米をはさ掛けするんじゃなくて、一部だけだそうです。

でも、はさ掛けで乾燥させると、お米は格段においしい!!んだとか。

2013-09-02 17.27.11

作業は、農家の先生に教えてもらいながら、やっています。

一つ一つひもを結んでいくんだけど、穂の重量に耐えられるようにキツくむすばねばなりません。

はしごに登りながら、ぎゅっぎゅっとやってるうちに、僕の手はあっけなくすり切れ、さっそく絆創膏のお世話になることに。

それに実は、ちゃんとしたひもの結び方、ハシゴの掛け方、僕はそんなことも十分に知らないことがわかりました。

“知らない”というか、“知恵がない”、“知恵を使ってない”、って言ったほうがいいかも。

これまでいろんな仕事や活動をしてきたけれど、自分の手やからだを使ったちょっとした仕事が、思うようにできないんです。

先生には「頭は生きているうちに使うもんだ」って、何回も言われれます。
考えてないわけではないんだけど、何なんだろうね・・(笑)。


稲刈りまで、あと約20日。
この稲架に稲穂がぎっしり掛かるのが楽しみだ。

稲が、風雨や病気から守られて、無事に収穫できますように。

-くらしと便り, 田と畑

執筆者:


  1. Ran より:

    初見!
    「稲架掛け」なんて知らなかった・・・

    更新楽しみにしてるね♪

  2. masa より:

    THANK YOU!!! 🙂

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プロフィール

 わたなべまさゆき

 新潟県在住。
 2012年の秋に東京から移転して来ました。
 現在、生活基盤構築中、農業研修中です。