くらしと便り 価値と意味

好意があらわれるとき

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この間の日は、僕の誕生日でした。

朝、まさやが、いつものように出掛けのドタバタでグズっていたのですが、

家を出る直前、思い出したように、僕にバースディ・レターを渡しに来てくれました。

前夜に、ママと一緒にしたためてくれたようです。

ハートマークで〆られた封筒を開けてみると、
まさやとななこからの、とてもとてもうれしいメッセージと、
なぜか恐竜の絵が描かれた「肩たたきカード」が入っていました。
(まさやによると、このカードは、いつでも、いつまでも、有効らしい。)

それから、うれしさを深めてくれたのは、まさやの表情。

まるまるな笑顔でした。ハグしてチュッとすると、彼も返してくれました。
さらに投げキッスをして家を出ていきました。

さっきまであんなにグズグズしてたのに。
彼の“好意”があらわれて、眉間にあったシワはどっかに飛んでいきました。

《好意があらわれるとき、人は幸せになる》。

これは、まさやに限ったことではないんだと思います。

誰かが誰かを思って好意を見せるとき、
自分のためではなく、相手のために何かをしようとするとき、
なんとなく嬉しい気持ちになるんだと思います。

自分が何かを得たり、何かを達成したりしてなる幸せというよりも、
誰かに好意を持って何かをすることでやってくる幸せ。

そんな幸せを自分の中でも増やしたいと思うし、この世界にも広がっていったらいいなぁと思います。

2013-09-18 16.47.01




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プロフィール

 わたなべまさゆき

 新潟県在住。
 2012年の秋に東京から移転して来ました。
 現在、生活基盤構築中、農業研修中です。