山の中には百花繚乱、いろいろな草花が繁茂しています。
空に向かって伸びるもの、地にはって伸びるもの。
花を咲かせて種や実をつけたり、
一部は育ち続けて、何年もかけて大きな樹になったり、
小さな草は小さなまま生死の循環を繰り返して、
また、いろんな虫や生きものも、その中で生きたり朽ちたりしているようです。
生物というか、自然というか、草も樹も虫も、全体で一つのようないのちは、
大雪が降ろうとも、雨で土砂がくずれようとも、全体としてバランスがとれていて、
人間がいようといなかろうと、誰に見せるわけでも見られるわけでもなく、
全体として生き続けているような感じがします。