くらしと便り 価値と意味

うれしさと愛情のかたまり

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2歳になったももこは、ぬいぐるみが大好きです。

親として買ってあげたぬいぐるみは一つもないのだけど、兄が小さいころプレゼントしてもらったお下がりのクマさんや、じぃじにもらったヒツジさん、ご近所さんにいただいたカメさんなど、よく抱えるだけ抱えて歩いています。

兄ちゃんが同じ歳の頃は、いくらもらってもぬいぐるみなんてほとんど興味を示さず、電車のおもちゃばっかりだったんだけど、ももこは誰に教わらずともぬいぐるみ好き。
やっぱり、男の子と女の子は違うんだろうかね。

ももこは、ぬいぐるみを渡すと、必ずくしゃくしゃの笑顔をしながら、とても高い声で「きゅ〜」とか「あぁ〜」とか言いながら、ぎゅーーと抱きしめて、チュッチュと2回チューをします。

そのときの彼女といったら、それはそれはうれしそうで、幸せそう。
その瞬間、クマさんやヒツジさんたちを心底愛でているというか、うれしさと愛情のかたまりみたいになっています。


まだいろんな認識がなく言葉もちゃんと話せない2歳でも、ちゃーんと愛情があるし、それを示すことに歳なんて全然関係ないんだね。
いやいや、言葉にしたり、気を使った表現を考えたり、恥ずかしいと思ったりすることがない2歳だからこそ、体いっぱいで表現するんだろうなぁ。


僕もうれしさと愛情のかたまりをもって、彼女のそういう時を、大事にしてあげたいなと思います。

もちろん、泣いている時も、起こっている時も、「パパ、ヤダ」っていう時もだけどね。。。













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 わたなべまさゆき

 新潟県在住。
 2012年の秋に東京から移転して来ました。
 現在、生活基盤構築中、農業研修中です。