親愛なるみなさんへ
わが家では、だいたい夕方暗くなってくると薪ストーブを焚きます。
ことし薪(燃料)にしているのは、家の修築のときに出た廃材と、去年の初夏に農家さんにいただいて友達やななこの兄さん夫婦が一緒に割ってくれた桜の木です。それに、日々でる紙系のごみ。
一昨夕、食後にまさやが口を拭いたティッシュを捨てたいというので、それも薪ストーブの中に投げ入れました。
まさやは、それを見て「かわいそぅ」と眉をしかめていいます。
なんで?と聞くと、「だって、ティッシュの神さま死んじゃうじゃん」と。
僕は説明しました「ティッシュは木から作られてるんだよ。それをこの薪ストーブで燃やしたら灰になるでしょ。そしたら明日の朝、灰を外に蒔いて土になる。そしたら、またそれで草や木が育つんだよ」。
まさやは「じゃあ神さまは死なないでずっといるね」って言ってティッシュが燃えてるストーブに手を合わせて拝んでました。
加えて投げキッスも。
ストーブで焚かれる薪、積もり溶けていく雪、近所でとれた野菜・・新潟に越して来てから、いろんなところで自然の循環、つながりゆくいのちを感じます。
「生じることも滅することもない。次のものにかたちを変えるだけ」。
今日一日もいのちの流れの中で生きようと思います。