価値と意味

力をかけすぎないこと

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2013-07-28 10.54.55

最近「エントロピー増大の法則」の考え方が、よく頭に浮かんできます。

「高い秩序をもつもの=その内部に高いエネルギーを含むものはすぐに無秩序さを増す」(福岡)、ということらしいです。

水に熱いお湯をいれると、だんだん平均化してぬるま湯になる。
高いところに溜めた水はいつの間にか漏れだして、低いところへ秩序なく流れだす。

エネルギーやコストをかけて作り上げたシステム、
時間をかけて掃除する部屋の中、
汗水たらして、一所懸命に草刈してきれいにした畔、

それらは、“高いエネルギー”を含み、持続して手間ひまかけないと、あっという間に無秩序さを増してしまうという、自然の摂理。

つまり、この世界共通の変えることができない真理。

なので、なるべくエネルギーをかけない=エネルギーを含まない、システムや仕組み・モノ・場、そういうのが身の回りに増えていくように工夫していきたいと思います。

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プロフィール

 わたなべまさゆき

 新潟県在住。
 2012年の秋に東京から移転して来ました。
 現在、生活基盤構築中、農業研修中です。